日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2022年11月19日人間関係を良くするために大切なこととは?

 

★人間関係を良くする話し方を学ぶ


日本話し方センターのベーシックコース2日間集中セミナーでは、他の人に「話がうまい」と思われるような話し方のテクニックを身につけてもらっています。しかしそれだけではありません。すべてのカリキュラムのベースにあるのは「話し方の改善は人間関係をよくするために行う」という考え方です。話し方のテクニックを伝える場合でも、なぜそのテクニックが人間関係をよくする上で必要なのか、ということをきちんと説明しています。
例えば「スピーチをする時はアイコンタクトを取りましょう」というアドバイスをしています。これは聞き手を一人ひとり見ることで「あっ、この人は自分に話してくれているんだな」と思ってもらうためです。相手に好意的に受け取ってもらえる話し方をすることは人間関係をよくする上でとても重要なのです。





★あいさつは特に大切


このように日本話し方センターのカリキュラムは人間関係をよくするための様々な知識やスキルをお伝えする内容になっています。そして、人間関係をよくするためにはいわゆる話のし方以外のことも意識せねばなりません。その中でも「あいさつ」はとても重要だと考えています。上に述べた各コースの最初の講義は「あいさつをしよう」です。それくらいあいさつは大切なものだと思っています。



★あいさつの目的は相手に好意と敬意を伝えること


「あいさつ」と聞くと、大方の人は「あいさつならいつもしているよ」という反応をします。しかし、普段皆さんがしているあいさつは、あいさつの目的に叶ったものでしょうか。そもそも、あいさつはなぜ必要なのでしょうか。ほとんどの人がこの質問をされると答えに窮するでしょう。
日本話し方センターでは、あいさつは相手に対する「好意と敬意の表明」だと考えています。つまり、あいさつは相手の存在を認め、相手を尊重していることを伝える行為なのです。


従って、あいさつは、相手を見て、明るく大きな声で、できれば名前をつけて行ってください。「岸谷さん、おはようございます!」このようにあいさつされて気分を害する人はいません。しかし現実にはどの職場でも「おはようございま~す」とあいさつする人に対して「おはようございま~す」とパソコンの画面を見ながら言う人がほとんどでしょう。これはあいさつの目的を意識したやり方とは言えません。なぜなら、相手の顔を見ていないし、あなたには興味はないですよ、といわんばかりのあいさつになっているからです。誰かがあいさつをしたら、パソコンで作業していてもその手を止めて、その人の方を見てあいさつをすることで人間関係はよくなっていきます。



★あいさつに見返りは求めない


あいさつにはもう一つ、大切なことがあります。それは「相手からのあいさつは求めない」ということです。「私があいさつしたのにあの人はあいさつを返してくれない」と不満に思うことがあります。でもあいさつは私が相手に対して好意と敬意を表すために行うものであり、見返りを求めるものではないのです。それにあいさつが返ってこなくても続けてあいさつしていれば、まず間違いなく相手もあいさつを返してくれるようになります。ぜひ返ってこないことは気にせずにあいさつを続けてください。



★あいさつは全てのコミュニケーションの始まり


ところで、あいさつはすべてのコミュニケーションの始まりでもあります。日常会話でもビジネス会話でも「おはようございます!」とあいさつせずにいきなり会話から入ることはほとんどないはずです。
「おはようございます。今日も雨ですね~」
「おはよう。あの案件、進んでる?」
このように、あいさつをすることで会話のきっかけを作ることができます。周りの人との人間関係をより良くしたいと考えている方は、ぜひ相手をしっかりと見てあいさつすることを継続実行してみてください。実際にベーシックコースを受講した人の多くが、あいさつの効果を実感しています。きっとあなたもその効果を実感することができるはずです!



★人間関係を良くする話し方を学びましょう!


日本話し方センターのベーシックコース2日間集中コースでは、今回ご紹介したあいさつを初めとして人間関係を良くする話し方を講義で解説し、実習でもその考え方に基づいてご指導しています。その成果は多くの受講生が実感されています。ぜひ受講者の声をご確認ください!

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